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カテゴリ:各社の過払金返還状況
  • アイフルについて
    [ 2012-03-26 11:32 ]
  • ユアーズについて
    [ 2012-03-12 15:40 ]
  • 最近の過払い事情
    [ 2012-03-08 10:56 ]
  • ネオラインはどこへ向かっているのか
    [ 2012-01-31 17:58 ]
  • 各社の過払金返還状況その9(クレディア・フロックス編その2)
    [ 2011-11-09 17:13 ]
  • 各社の過払金返還状況その8(ネオラインキャピタル系)
    [ 2011-09-13 17:59 ]
  • 大手某社の倒産危機の噂
    [ 2011-09-05 09:45 ]
  • 各社の過払金返還状況その7(三菱UFJニコス編)
    [ 2011-08-25 09:44 ]
  • 各社の過払金返還状況その6(クレディア・フロックス編)
    [ 2011-08-17 10:48 ]
  • 各社の過払金返還状況その5(CFJ編)
    [ 2011-08-11 00:43 ]
アイフルについて
最近の過払金返還状況とはちょっと違うのですが,アイフルが早期退職の募集をしたそうです。
記事

記事には,「過去に取り過ぎた利息の返還金支払いが想定より多く」とありますが,交渉の過程から見えてくる数字として,「想定」されていた金額はおそらく元金の60%~70%程度だと思われます。
しかしながら,すべての弁護士・司法書士が60~70%で和解するはずもなく,「想定」を超えることは,とうの昔からわかっていたと思われますので,この動きは遅すぎるような気がしてなりません。
また,先日100億円の社債を償還しており,来月下旬の100億円の社債償還を終えると,当分は社債償還も無いため,万が一のことがあっても社債権者が被る損害は,比較的少なくなります。
アイフルIR
そして,最近は良い内容の和解案が出てきているのも事実です(武富士,ニコニコ等,過去に倒産した業者の倒産直前は,異常なくらい良い内容の和解案が出てきていました。)。

もっとも,CMも再開し,業務を継続するという姿勢は見て取れますので,不穏が杞憂で終われば良いなぁと思っています。

いずれにしても,アイフルに関しては,早めに行動された方が良いですね・・・。
by 8732ki | 2012-03-26 11:32 | 各社の過払金返還状況
ユアーズについて
1コ前の記事にも書いていますが,ユアーズが過去に和解した過払金について払えない旨のFAXを送ってきます。
ちょっと腹が立ったので,まだ連絡が来ていない依頼者分についてユアーズに電話してみましたが,やっぱりな対応でした。



「今月下旬の○○さんの分についてですが,予定通り支払ってもらえますか?」

「すでに貸金業は廃業したので,和解金は支払えません。」

「それは一方的に和解契約を破棄するということでよろしいですか?」

「一方的と言われるのは心外です。払えないと言っているだけです。」

「え???和解内容の通りには支払ってもらえないんですよね?」

「そうです。」

「和解契約の内容は守られないんですよね?」

「そうです。」

「それは和解契約を一方的に破棄しているのと何が違うんですか?」

「いや,再和解を提案したいんです。だから一方的な破棄ではありません。1ヶ月後に1割の返還でどうですか?」

「再和解の提案は一応ご本人さんに伝えますが,仮に再和解が無理だった場合,従前の和解内容の支払いはされるんですか?」

「いえ,払えません。」

「じゃぁ,とりあえず,和解内容は一方的に破棄されたうえで再提案があったということをご本人さんに伝えれば良いですか?」

「はいはいそうです。一方的な破棄ですよ!」

「はい,分かりました。それでは確認してご連絡差し上げます。」



貸金業を廃業したということはこれまでに融資した分をある程度回収後,破産等の法的手続によって倒産することは確実かと思われます。
これまでも判決を取っても支払わない業者でしたが,和解した分については支払ってくれていたので,費用対効果を考え和解をしてきました。それでこの仕打ちです。
回収の見込みが薄いため,不本意ではありますが再和解されるか,債権譲渡等の別の方法で回収するためとりあえず訴訟を行うか,依頼者ご本人に決めていただかなくてはなりません。返還まで待った数ヶ月が本当に無駄で,依頼者に申し訳ない限りです・・・。
by 8732ki | 2012-03-12 15:40 | 各社の過払金返還状況
最近の過払い事情
最近の過払金返還事情です。

一般論として,大手の業者の対応は良くなってきていると思われます。
特にプロミスなんかは,一昔前は5割を8ヶ月後とかいう絶対に和解できない案を提示してきていたので,ごく少額を除き全件訴訟になっていましたが,最近は比較的良い割合を出してくるようになりました。ただし,返還期日がすこぶる遅いことは変わっておりませんので,やはり訴訟になるケースが多いです。

レイクに関しては逆で,ちょっと前までは訴訟前でも満額の提示がありましたが,最近は7~8割という提示ですので訴訟が多くなっていると思います。もっとも,訴訟を提起すればすんなり解決できますので,あまり大した問題ではありません。

また,アコムやアイフルなどは訴訟前に和解することも多くなってきています。

やはり,過払い請求の件数自体が大幅に減ってきていると思われますので,業者の状況も良くなってきていることが伺えますね。


一方,中小の業者の衰退は目を覆うものがあります。
最近だとユアーズの対応が以前にも増して悪化しています。もともと,ここは判決を取っても返還しない業者でしたので,執行したり債権譲渡によって解決することが多くありました。ただ,少額の過払いだと費用対効果として合わないので,「1年後の返還」という条件を和解をしたこともありました。そして,先日その1年が経った訳ですが,FAX1枚で「状況が悪化したので和解した金額は払えません」と知らせてきたっきり,何の連絡もしてきません。さらに,先日ご依頼をお受けした別件については,和解しても払えないといっていたはずが「1年後の返還で和解して下さい」との打診がありました。まぁ,ほんと凄いです。

ということで,大手に関しては分断等の争点がある場合を除き,基本的には返還されると思いますが,中小については極めて難しい状況にあると思います。もっとも,とある中小の業者に対して強制執行したところ,無事回収できたケースもありますので,絶望的という訳ではありません。
いずれにしても,大手もそうですが,中小については本当に急がないと厳しいと思います。
by 8732ki | 2012-03-08 10:56 | 各社の過払金返還状況
ネオラインはどこへ向かっているのか
以前も書きましたが,ネオライングループは犯罪ではないものの,民事的にはなかなか際どいことをやってくる会社です。

分かり易く言えば,業績の悪い貸金業者をタダ同然の値段で買取り,過払いは基本的には無視するか極めて少額の返還,借入が残る場合は訴訟をしてでも利息まで付けてきっちり全額回収,という会社です。

もうちょっと具体的な数字を挙げると,

貸付金額100億円
過払い債務300億円

という消費者金融があったとします。貸付金が100億円に対し,過払金としてお客さんに返さなければならないお金が300億円ですから200億円の債務超過の業者であり,いつ破産してもおかしくありません。
そのような業者をネオラインは買い取ります。そして,貸付金については,ガンガン訴訟等をし,例えば80億円を回収し,過払い債務は基本的には,判決でも無視,和解は5%とかなので,300億円のうち多めに見ても30億円程度しか返還していないと思います。そうすると,債務超過だったはずなのに80億円から30億円を差し引き,50億円が儲かる事になります。

旧社名で言えば,リッチ(クラヴィス),ワイド(アペンタクル),トライト(ヴァラモス)等,多くの業者がこのような感じになっており,正直なところ,ネオライングループに譲渡されると,過払金は回収できたらラッキーだと思ってください,という感じになっています。

そんなネオライングループが本日のプレスリリースで,さらに上記の会社を第三者に譲渡したそうです。
プレスリリース(PDF)

あくまで一般論ですが,こういった会社が全株式を譲渡する場合,誰に譲渡したのかも記載しますが,単に「第三者」としており誰に譲渡したのかわかりません。また,つい昨日,上記の業者と電話をしたときも「当社はネオライングループですので,なかなか和解できないんですよね。また,稟議を上げてから連絡します。」みたいな話をしていたくらいなので,おそらく社員も知らなかったのでしょう。

骨の髄までしゃぶりつき,身が無くなると誰かに譲渡。そして,社員も知らない。

いいんでしょうかねぇ,こんなの。
by 8732ki | 2012-01-31 17:58 | 各社の過払金返還状況
各社の過払金返還状況その9(クレディア・フロックス編その2)
以前,フロックス(旧クレディア)についての記事を書きました。
前の記事

この記事の最後で,「正直なところネオラインキャピタルグループはまったく信用できませんので,いつまでこのような対応が続くのかはわかりません・・・。」と書いているとおり,状況が変わってしまいました。


これまでは判決さえ確定すれば,返還方法はどうあれ判決内容のとおり返還されていました。
ところが,フロックスの担当者の話によれば,9月頃から「再生債権については3ヶ月後ではなく直ちに返還するので,共益債権については3割の返還で和解して欲しい」という打診を全件についてしており,全額返還の稟議はもう通らないとのことでした。
ただし,減額については共益債権のみであり,再生債権については判決通り判決確定の日から3ヶ月以内に支払いをするそうです

ネオライン系の中では唯一全額返還してくれる業者だったのですが,ついにフロックスもこのような事態になってしまいました・・・。

以下,今後のとりうる手段について記載いたします。

①強制執行
再生債権については,3ヶ月の猶予が与えられておりますので,共益債権についてのみ強制執行を行うこととなります。ただし,強制執行を行うにも1万円程度の費用がかかるうえ,強制執行をしても口座にお金が入っていなければ空振りに終わってしまい,逆に強制執行の費用だけ損をするというリスクもあります。

②和解する
フロックスが上記のような事態に陥ってしまっているので,再生債権についても早めに回収するという意味で安全策をとって和解をするという選択肢もあります。ただ,私としては,判決までいっているのに,共益債権の7割も減額するというのはまったく納得できません。

③様子を見る
まだフロックスの対応が変わったばかりですので,この後の対応を見極めるためにとりあえず様子を見るという選択肢もあります。ただ,正直なところ様子を見ても状況が好転するとは思えませんので,様子を見るというのはあまり得策では無いと思います。


フロックスが支払いをしなくなってからあまり日が経っていないため情報が多くないのですが,少しでも情報が入り次第,更新していきたいと思います。
by 8732ki | 2011-11-09 17:13 | 各社の過払金返還状況
各社の過払金返還状況その8(ネオラインキャピタル系)
さて,今回はネオラインキャピタル系についてです。このネオラインキャピタル系というのは,ネオラインキャピタルという会社のグループに属している会社で,
ワイド(アペンタクル)
トライト(ヴァラモス)
ロプロ(日栄,ステーションファイナンス,Jトラストフィナンシャル)
クラヴィス(リッチ,タンポート,クオークローン)
NISグループ(ニッシン)
クレディア(フロックス)
三和ファイナンス(SFコーポレーション)
などを総称した言葉です。

正直なところ,このネオラインキャピタル系は判決ガン無視で強制執行も奏功しないので,回収できたらラッキー程度に思っていてください,と説明させてもらっていますが,この中でも回収できる会社もあります。
例えば,クレディアについては,別枠で記事を書いたとおり,ここについては民事再生を行っているからか判決が確定すれば判決に内容に従った支払いをしてくれるため,ここはちょっと例外扱いです。
また,NISについても,判決後に口座を差し押さえたところ,9割近く(元金ベースだと10割以上)の過払金が回収できましたので,良い展開だったと思います。
一方,ワイド,トライトについては強制執行をしても口座にお金が入っておらず,まったくもって空振りですし,三和に至っては先日破産してしまっていますのでなかなか回収できません。

なお,このネオラインキャピタル系の会社の凄いところは逆の立場の場合は法律を駆使して回収してきます。つまり,借入が残る場合に,分割弁済の提案をしてもまったく話しにならず,問答無用で訴訟をしてきます。そして,返済していないのは事実ですので,訴訟に勝つことはほぼ無理だと思われます。
自らが訴えられた場合には判決は無視し,自らが訴えたものについては判決に基づいてガンガン回収するという徹底ぶりで,ここまでくるとある意味アッパレですらあります・・・。

そんな業者なので和解の提案も過払い額の5%~10%といったような完全に足下を見た金額を提示してきます。この和解に応じるかどうかは完全に依頼者の方のご判断にお任せしています。
というわけで,しっかり回収するのはなかなか難しいのですが,うまくタイミングがあえば満額とは言えないまでも一定程度は回収できる場合があります。
それは,借入が残っている方に債権譲渡をして回収する方法であり,当事務所でも何回か行ったことがあります。

どういう理屈かというと,とりあえず過払金についての確定判決を取ります(理論的には確定判決でなければならないという訳ではありませんが,確定判決を取らないと話しにならないと思います)。
そして,確定判決を取った会社に対して借入が残る方にこの確定判決を買い取ってもらうことで過払金を回収します。
具体的に金額を記載すると,甲さんはA社に対して過払金50万円を支払えという確定判決を持っているとします。また,乙さんはAさんに対して50万円の借入が残っていたものの,30万円を用意することはできます。
この場合に,甲さんの持っているA社に対する過払金を乙さんに30万円で売却します。この時点で,甲さんは満額とはいきませんが30万円は回収することができました。また,乙さんは買い取った過払金でもって借入の50万円と相殺することによって,以降,A社に返済する必要がなくなり,甲さんも乙さんもある程度の満足を得ることができます。
ただし,債権譲渡→相殺のコンボは現実的にはなかなかうまくいきません。というのは,上記の例でいうと,A社に対して借入が残っていながら30万円のお金を一括で支払えるような人を見つけるのはかなり難しいですし,債権譲渡の対価(上記の例だと30万円)をいくらにするのかということで合意ができない可能性もあります。
過去に私が取り扱ったケースも,知り合いの司法書士がB社に対して判決を取っていたところ,ちょうど当事務所の依頼者でB社に対する債務が残り,しかも他社の過払金があったのでたまたま債権譲渡の対価を支払うことができるような状況にあったため,依頼者に事情を話し,債権譲渡を受けたもので,本当に奇跡的にタイミングがあったことによりうまくいったケースです。

ということで,上記のようなケースに備えて訴訟をして判決を取っていますが,一括でお金を払えるような方が現れないので,やはり「回収できたら儲けもん」という感じですね。



まったくこの記事とは関係ありませんが,先日,過去の返還状況の記事を見た当該業者さんのお偉いさんより連絡があり,「赤裸々に書きすぎです・・・」とある種のクレームがありました。すでに書いてしまったものはどうしようもないので結局そのままなんですが,ここに記事を書いたことによって良い内容で和解できなくなる困りますのでどこまで情報開示して良いものかなかなか悩むところですねぇ。
by 8732ki | 2011-09-13 17:59 | 各社の過払金返還状況
大手某社の倒産危機の噂
所詮業界内のうわさでしか無いため名前は書けませんが,某社が10月中旬から下旬頃に倒産するのでは,との憶測が広がっています。

というのは,昨年会社更生の申立てをした武富士,今年民事再生の申立てをしたニコニコクレジット(丸和商事),そして先日自己破産の申立てをした三和ファイナンス(SFコーポレーション)など倒産した会社の多くが各倒産手続の申立てをする直前はそれまでと打って変わって和解内容が急に甘くなる傾向にあり,この「某社」も最近になって和解内容が甘くなっているという情報が入ってきているためです。ちなみに,倒産前に和解内容が甘くなるのは,どうせ倒産すれば支払わない(もしくは大幅にカットされる)ので,和解内容についてギリギリの攻防をする意味があまりないためだと思われます。

例えば,武富士が会社更生の申立をしたのは昨年9月でしたが,7月頃までは判決を取っても「元金しか返還しないし,しかも返還は半年後」というような打診がありました。しかし,申立直前の8月頃は判決も取っていないのに突然「3ヶ月後に返還するから,利息をちょっと負けて」というような打診をしてきていました。そして,その翌月に会社更生の申立をしました。

また,ニコニコに関しても,同じような傾向があり,実際にニコニコが民事再生の申立をする前に,私は危ないんじゃないかという旨つぶやいていました(つぶやきは3月7日,民事再生申立は4月8日)。

そして,今回話題に上がっている某社についても,業界内情報だと来年4月以降の返還で打診が来ていたものが,最近になって10月末に返還で提示してくるなど,返還時期が極めて早くなっているそうです。
ただし,これは業界内情報に基づいて噂しているに過ぎないため,本当に倒産の危機に瀕しているのかはわかりません。また,当事務所関していえば,某社と和解する場合は通常2~4ヶ月後の返還であり,そもそも来年4月(7~8ヶ月後の返還)といった和解の打診はされたことがありませんので,私としてはこれまでと特に変わったという印象はありません

ということで,単なる噂に過ぎず,どこまで信用できるかわからないため,どなたでも見ることのできるブログ上ではとりあえず「某社」とさせていただきました。
もっとも,直接事務所にご相談にお越しいただいた方には,情報の一つとして実名で説明させていただこうと思いますが,このような噂の有無に関係なく,「某社」の状況がよろしくないのは確かです・・・。
by 8732ki | 2011-09-05 09:45 | 各社の過払金返還状況
各社の過払金返還状況その7(三菱UFJニコス編)
三菱東京UFJ銀行グループのカード会社で,日本信販(ニコス)やUFJカードが合併してできた会社です。

勘違いをされている方が多いのですが,銀行それ自体は利息制限法を超過する利率で貸し出ししていることはありませんが,銀行系の信販会社のキャッシングについては利息制限法を超過していることが多々あります
ただし,カードによっては利息制限法内の利率で貸し出していることもあるため,正直なところ「契約内容による」としか言いようがありませんが,少なくとも1回払いの場合(キャッシングした金額の全額を翌月利息を付加して返済する)は利息制限法を超過していることが多いと思います。
なお,ショッピングに関しては,この会社に限らず利息制限法を超えていることは無いと思います。

さて,三菱UFJニコスの特徴としては,とある時期以前の取引履歴については破棄したといって開示してきません。経験上,平成7年頃が多いのではないかと思います。
したがって,それ以前のものについては,通帳の履歴等で推定して計算するのですが,ハッキリいって訴訟前に推定計算の内容で和解することは無いと思います。また,それに対抗してか三菱UFJニコスは自社にえらく有利な推定計算をしてきますが,まったく意味不明な推定の仕方をしているのでこちらもそれを飲んだことはありません。ですので,その場合は訴訟になります。
ただ,訴訟になるとなぜかこちらの推定計算を飲んでくれたり,もしくはかなり合理的な推定計算をしてきたりするので,その内容で和解することが多いです。また,場合によっては代理人弁護士が付くことがありますが,基本的には上記のような対応ですので,特に問題になったことはありません。

また,上記のような推定計算うんぬんではなく,特に争点が無いようなものでは,一昔前は訴訟をしなくても満額提示があったのでほとんど訴訟はしていませんでしたが,最近は元金の8割程度の提示しかしてきませんので,訴訟になることが多くなったように思います。
ただ,上記のとおり訴訟になると良い対応になりますので,やはり問題になることは無いと思います。
つい先日も,取引が2つあり1つは借り入れが残るカードで約100万円の残債あり,もう1つは過払い元金だけだと約80万円,過払い利息を含めると約110万円となるケースで任意の段階では三菱UFJニコスは過払いではなく逆に差額の20万円を支払えと言ってきました。そんな和解はできませんので,訴訟をしたところ,すんなり差額の10万円を返還するとの打診がありましたので和解しました。20万円支払うのと10万円もらうのでは全然違いますし,いわゆる「ブラック」にも影響が出るためこの差は大きいと思います。

そして,三菱UFJニコスはその名の通りUFJグループですので,いきなり倒産することは無いだろうと思われます(特に根拠はありませんが・・・)。

以上から,減額して安易に和解するよりは,じっくりと訴訟をして回収した方が良いかと思います。
by 8732ki | 2011-08-25 09:44 | 各社の過払金返還状況
各社の過払金返還状況その6(クレディア・フロックス編)
昔はクレディアという商号で営業をしていましたが,平成19年に民事再生の申立を行い,現在はフロックスという名前になっています。

このフロックスを含めたネオラインキャピタルグループの会社は判決無視!強制執行上等!というびっくりする対応です。したがって現実的に回収するのが極めて困難であるため,ネオラインキャピタルグループの会社については,回収できたら儲けもん程度に思っていてください,とお伝えしております。


さて,このフロックスについてですが,上記のとおり平成19年に民事再生の申立をしておりますので,それ以前に発生した過払金とそれ以降に発生した過払金とで処理が異なります。

まず,平成19年9月20日までに発生した過払金(以下,「再生債権」と言います。)については,次の通り支払われることになっています。

30万円以下は全額支払う
30万円~75万円の過払金は一律30万円を支払う
75万円超は40%の金額を支払う
となっており,支払時期は,和解書がフロックスに届いてから3ヶ月後となります。

一方,平成19年9月21日以降に発生した過払金(以下,「共益債権」と言います。)については法的には直ちに全額支払うよう請求ができます。

これに対し,フロックスの和解案は,再生債権は上記の通り支払うものの,共益債権については10%の提示です・・・。
したがって,発生している過払金が再生債権のみだったり,共益債権があっても1万円とかだったら訴訟費用を考慮して和解をすることがありますが,共益債権がたくさんあるようであれば訴訟をせざるを得ません。また,訴訟の係属中にフロックスより和解案が提示されることもありますが,上記の和解案とまったく同じですので,当事務所においては訴訟をしたケースでは100%全件判決になっています。

さらに,フロックスはこの判決に対して控訴してくることがありますので,裁判自体はさらに長引くことがありますし,原則として控訴の書類はご自宅に届くためご家族に知られる恐れがあります。
この控訴については,同じような案件なのに一方は控訴されて,一方は控訴されないなど,てんでバラバラであるため,正直なところどのような基準で控訴しているのかはさっぱりわかりません・・・。ちなみに,当事務所では控訴どころか,上告までされたことがあります。
詳しくはこちら→ブログ記事

そして,最終的に判決が確定すればネオラインキャピタルグループの中の会社では唯一判決内容通りの支払をしてくれるため,がんばって判決を取っています。ただ,その支払い方法もまたテキトーで,依頼者名義の銀行口座を知っている場合はその口座に突然振り込んでくる,口座を知らなければご自宅宛に本人限定受取郵便で普通為替を送付してくる,のどちらかになります。
しかも事前に連絡が無いため,②の場合だと突然自宅に届いてビックリなんてことになります。ただし,本人限定受取郵便であるため,ご家族に内容を知られることは無いと思います。
この普通為替というのは端的に言えば小切手のようなもので,こちらを郵便局の窓口に持って行けばその場で現金がもらえます。

ということで,現時点では「判決を取って確定すれば」という前提のもとで何とか返還してもらっていますが,正直なところネオラインキャピタルグループはまったく信用できませんので,いつまでこのような対応が続くのかはわかりません・・・。
ただただ,対応が変わらないことを願うばかりです。
by 8732ki | 2011-08-17 10:48 | 各社の過払金返還状況
各社の過払金返還状況その5(CFJ編)
アイク,ディック,ユニマットライフ(ユニマットレディース)など,いくつもの会社が合併してできた会社で,数年前からCFJ合同会社となっています。

CFJという名前からも想像が出来るかもしれませんが,外資系の会社でアメリカのシティグループが親会社であり,CFJはシティフィナンシャルジャパンの頭文字だったと思います。 



さて,一昔前は「すべらない話」などCMをバンバンやっていましたが,数年前のサブプライムローン~リーマンショックでアメリカの銀行が大変なことになってしまい,さらに過払いで大変な外国(日本)の消費者金融事業なんて構ってる場合じゃなくなってしまったので,早々と事業からは撤退し,現在はそれまでに貸し付けた融資の回収を行っているだけの会社になっています。
したがって,近い将来無くなっていく会社なんだろうなと思っていましたが,とりあえず3年程度は何事もなく来ております。 



5年くらい前は取引履歴の請求をすると,過払いにあるものは「お客さまの状況を鑑みて,債権債務無しとさせていただきたいと思います。つきましては,2週間以内にご連絡がいただけない場合は同意されたものとみなします。」みたいな内容の手紙を一方的に送ってきていました。なんで連絡しないと過払金までゼロになるのか意味不明ですので,完全に無視して請求してましたし,実際にこの点で文句を言われたことはありません。
また,CFJは不動産担保の融資が多かったように思います。不動産担保の場合,まず間違いなく100万円以上の融資であるため,約定利率との差が大きい上に金額も大きいので過払い額が大きくなる傾向にあったように思います。 

 



さて,現在の過払いの返還状況についてですが,この会社は分かり易いもので,任意の和解だと1~2ヶ月後に7割返還一択で,これで和解できないなら訴訟してください,という会社です。ただ,最近は最初の提示が6割や5割だったりと少しずつ減ってきている感じです(でも今のところ最終的には7割になります)。
このご時世,融資をしていない業者で7割をすぐに返してくれるというところはないため,依頼者によっては7割で全然OKということもありますが,やはり訴訟になるケースも多いです。

訴訟になった場合,アイフル以上に争ってきます。
悪意,分断,第三者弁済等です。第三者弁済というのは,例えば借主に代わって,親族等が代理で返済に行った場合に,「その親族が返したんだから,過払金もその親族のものだ。だから,借主に返す義務は無い!」みたいな主張です。あくまで代理でいっただけなんですよ,と反論すれば終わる話ですし,返す金額自体は変わらない訳ですからほとんど嫌がらせですね。
なお,マルフク等からの債権譲渡等の問題がありますが,実際に私はそのようなケースに出会ったことがありませんのでよく分かりません。
さらに,場合によっては控訴まで行う会社ですので,争点があればそれなりに時間はかかると思います。
ただ,最終的に判決が確定すれば1週間~10日程度で全額を支払ってくれる業者ですので,現時点ではまだまだやりやすい業者の一つではないかと思いますが,上記の通り,正直なところいつまで残っているかわからない業者なので,倒産リスクを考えると,金額よりも期日を優先して,争点を消して訴訟をしたり,もっと心配であれば任意での和解も検討しなければならないと思います。もちろん,最終的には依頼者の個々のご判断次第ですけどね。 

そういえば,先日訴訟中に「一部だけ返します」といって一方的に振り込まれたことがありました。少しでも早く返してもらえるのはありがたいので別にいいんですが,何か気味が悪いです。何かの予兆でなければいいんんですが・・・。



なお,直接関係ないんですが,CFJの労働組合である,そのまま「CFJ労組」がホームページを持っており,会社とかなり争っていたのを覚えています。久しぶりに先ほど検索してみたところ全然出てきません。会社がこのような状況なので組合員もいなくなってしまったのでしょうか・・・。

いずれにしても,長くはない業者だと思いますので,アイフル同様,早めに行動された方が良い会社だと思います。
by 8732ki | 2011-08-11 00:43 | 各社の過払金返還状況

 

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